ボルボV40 査定
日本では一般的に「雪国スウェーデン生まれで冬にも強いスポーティーな自動車メーカー」として名高いボルボですが、かつては三菱との合弁でオランダ製乗用車を作っていた時期もありました。そのうちワゴンボディだったのが初代のV40で、現在もまだ販売されている2代目はベルギー製の5ドアハッチバック車と、コンセプトをガラリ変更しています。
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各代の概要と時代背景
三菱・カリスマとプラットフォームを共用したオランダ製、初代4B(1997-2004)
1997年10月、三菱の小型4ドアセダン「カリスマ」とプラットフォームを共用し、オランダのネッドカーで生産される2種類のボルボ車がデビューしました。1台はカリスマ同様の4ドアセダン「S40」で、もう1台がステーションワゴンの「V40」です。
このような車が登場した経緯として、スウェーデンのボルボが1975年にオランダの自動車メーカー「DAF」を買収、その工場では旧DAF車とボルボ車の生産を継続しましたが、そこにヨーロッパでの生産拠点を求めていた三菱も1991年に加わり、ボルボと三菱でプラットフォームを共用した小型車を開発・生産したという事情があります。
それが日本では5ナンバー枠に収まる小型セダン「カリスマ」として1996年10月から輸入販売されましたが、それから1年遅れて2台のボルボ車もデビューしたというわけです。
プラットフォームこそ同じでしたが、5ナンバー枠を考慮しないV40は全幅1,700mmを超える3ナンバーのステーションワゴンで、エンジンも日本での販売モデルは1.8リッターSOHC自然吸気のみだったカリスマと異なり、1.8リッターDOHC自然吸気、2リッターDOHC自然吸気または同ロープレッシャーターボ、1.9リッターDOHCハイプレッシャーターボの3種類。
200馬力の1.9リッター(後に2リッター)ターボ車「T-4」のみ、発売当初には5速MT車も設定されたなかなかのスポーツワゴンで、デザインはフライング・ブロックと言われた頃のボルボ車から名残を残す角張ったデザインでした。
4WDこそ設定されずFF車のみだったものの、1999年7月以降は全グレードへDSAと呼ばれるトラクションコントロールを装着、2000年8月以降は4速ATからウィンターモードつき5速ATへ更新するなど北欧圏の車らしい装備を持ち、安全性を重視するボルボ車らしくエアバッグなど安全装備も充実しています。
なお、ネッドカーでのボルボ車生産が2004年に終了したのに伴い、初代V40もその生産を終え同年5月には日本でも販売終了、モデルチェンジ版はベルギーへ製造国を移してV50を名乗り、V40の名は一旦廃止されました。
(代表スペックと中古車相場)
ボルボ 4B4194W V40 T-4 1997年式
全長×全幅×全高(mm):4,485×1,720×1,450
ホイールベース(mm):2,550
車重(kg):1,380
エンジン:B4194 水冷直列4気筒DOHC16バルブ ICターボ
排気量:1,855cc
最高出力:147kw(200ps)/5,500rpm
最大トルク:300N・m(30.6kgm)/2,400~3,600rpm
10・15モード燃費:8.9km/L
乗車定員:5人
駆動方式:FF
ミッション:4AT
サスペンション形式:(F)ストラット・(R)マルチリンク
中古車相場:17万~57.2万円(車両本体価格・2020年8月現在)
製造国もコンセプトもガラリ変わった2代目MB(2013-)
2004年に小型のセダンS40/ワゴンV40の生産・販売を終えて以降、同ジャンルにボルボではセダンのみ2代目「S40」を名乗らせ、ワゴンは「V50」へと車名変更、さらに3ドアシューティングブレーク版の「C30」を販売していました。
2010年代に入ってこの3車種を統合した後継車が開発、2代目「V40」を襲名し、2013年2月に日本でも発売されています。
コンセプトとしてはルーフラインがリアに向かって下がっていくクーペルックの5ドアハッチバック車で、ボルボ・カーズの日本法人では「アーバン・ショートワゴン」を名乗りますが、ワゴンというより5ドアシューティングブレークに近く、確かに1車種で4ドアセダン/5ドアハッチバック/3ドアシューティングブレークの後継を兼ねていました。
当初のラインナップは1.6リッター直4ターボの「T4」「T4 SE」と、2リッター直5ターボ「T5 Rデザイン」のFF3グレードと、ルーフレールなどを装着したSUV風の4WD車「クロスカントリーT5 AWD」1グレードで、全て6速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)との組み合わせ。
2015年5月には、ファッションモデルの五明祐子がプロデュースした女性向け特別仕様車「Gomyo Yuko Selection」を50台限定で発売するなど、日本でも積極的なセールスを展開しています。
その後も2015年7月には2リッタークリーンディーゼルターボ車「D4」「D4 SE」およびクロスオーバーモデル「クロスカントリーD4」を追加するとともに、全車8速ATへと更新。
同8月には1.5リッター直4ターボに6速ATを組み合わせた安価な「T3」系を、2017年2月にはT3の低出力版でさらに安価な「T2」系を追加して豊富なラインナップとなりますが、2019年で2代目V40の生産は終了し、2020年8月現在では在庫販売のみとなっています。
ボルボでは同ジャンルの後継車としてクロスオーバーSUV「XC40」を2018年3月に発売しており、V40は3代目が登場せずにこのまま廃止になるようです。
(代表スペックと中古車相場)
ボルボ MB420 V40 T5 Rデザイン ファイナルエディション 2019年式
全長×全幅×全高(mm):4,370×1,800×1,440
ホイールベース(mm):2,645
車重(kg):1,520
エンジン:B420 水冷直列4気筒DOHC16バルブ ICターボ
排気量:1,968cc
最高出力:180kw(245ps)/5,500rpm
最大トルク:350N・m(35.7kgm)/1,500~4,800rpm
JC08モード燃費:15.9km/L
乗車定員:5人
駆動方式:4WD
ミッション:8AT
サスペンション形式:(F)ストラット・(R)マルチリンク
中古車相場:27万~378万円(車両本体価格・2020年8月現在)
各代の主な新装備
初代
・DSA(トラクションコントロール)
・デュアルモード運転席&サイドエアバッグ
・頭部側面衝撃吸収エアバッグ「IC(インフレータブル・カーテン)」
・EBD(電子制御制動力配分装置)付きABS
・むち打ち症対策安全シート「WHIPS」
・プリテンショナー付きシートベルト
・イモビライザー(盗難防止装置)
・スポーツ/ウィンターモード付き5速AT
FFレイアウトの小型車という点では前身であるオランダ製ボルボ車、ボルボ400系同様で、搭載される直列4気筒エンジンも同時期のボルボ車で採用されたものを流用しており、モデル途中から4速ATがスポーツ/ウィンターモード付きの5速ATに変わった事を除き、パワーユニットで特に新しい面はありません。
安全面で定評のあるボルボ車らしく、エアバッグなど安全装備にはこだわっており、エアバッグは衝撃の強さに応じ膨張パターン調整式で、IC(インフレータブル・カーテン)」と呼ばれるカーテンエアバッグや、追突された時に背もたれのリクライニングを調整して衝撃を和らげ、むち打ち被害を低減する安全シート「WHIPS」などをいち早く採用しています。
2代目
・1.6リッター直列4気筒DOHC16バルブターボエンジン(T4系)
・2リッター直列5気筒DOHC20バルブターボエンジン(2014年11月以前のT5系)
・同直列4気筒DOHC16バルブターボエンジン(2014年11月以降のT5系)
・2リッター直列4気筒ディーゼルDOHC16バルブターボエンジン(D4系)
・1.5リッター直列4気筒DOHC16バルブターボエンジン(T3系/T2系)
・6速DCT「パワーシフト」
・8速AT「ギアトロニック」
・6速AT
・歩行者エアバッグ(世界初)
・安全運転支援パッケージ「セーフティ・パッケージ」/「インテリセーフ」
・LEDドライビングライト
2代目では、順次追加されたクリーンディーゼルを含む多様なエンジンやミッションもさることながら、やはり安全装備の充実が目に付き、特に衝突時に歩行者の頭部を保護するエアバッグを外部展開する「歩行者エアバッグ」は世界初搭載。
また、「セーフティパッケージ」、後に「インテリセーフ」と呼ばれる安全運転支援パッケージは、対物/対車両検知機能「シティ・セーフティ」および対歩行者/対自転車検知機能「ヒューマン・セーフティ」で構成される衝突被害軽減ブレーキのほか、ドライバー疲労検知システム「DAC(ドライバー・アラート・コントロール)」、全車速追従式アダプティブ・クルーズコントロールなど順次機能追加しています。
派生モデル
初代ボルボ・S40(初代V40の4ドアセダン版)
初代V40では4ドアセダン版S40も同時開発されており、1997年10月に日本で同時デビュー。グレード構成はV40とほぼ同一で、モデルチェンジの際にV50と名を変えたワゴン版と異なり、S40はそのままの名で2代目へモデルチェンジしています。
三菱・カリスマ(初代V40/S40と同一プラットフォーム車)
初代V40/S40と同じプラットフォームを使い、同じくオランダのネッドカーで生産されていた小型4ドアセダンです。
日本では一足速い1996年10月に発売されたものの販売台数が伸びず、2001年3月には早々に販売が打ち切られましたが、ヨーロッパでは2004年に「ランサー」が発売されるまで生産が継続され、WRC(世界ラリー選手権)でもランサーエボリューションの一部が「カリスマGT」の名で参戦していた時期もありました。
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