CX-5 買取相場
流麗なデザインと大排気量ガソリンエンジン並の大トルクを誇るSKYACTIV-Dクリーンディーゼルターボをひっさげ2012年に登場、マツダがミニバンを廃止してまでクロスオーバーSUV「CXシリーズ」へ注力する事になった一番手が初代CX-5でした。2代目が販売されている現在も、弟分のCX-3やCX-30、3列シート仕様のCX-8を含めマツダの販売主力となっているCX-5の初代モデルは、買取市場でどのような評価を受けているでしょうか?
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SKYACTIV TECHNOLOGYを全面採用したマツダの切り札、初代CX-5
RVブームの頃にはプロシード・マービーやプロシード・レバンテ(スズキ・エスクードのOEM)、クロスオーバーSUVの時代に入ってトリビュートを発売、いずれも日本国内ではパッとしなかったマツダですが、2006年に発売したCX-7がスマッシュヒット、3列シート大型SUVのCX-9(日本未発売)ともども北米では大ヒットとなりました。
その当時のマツダは現在も発展を続ける新世代技術「SKYACTIVテクノロジー」による様々なプラットフォームやメカニズムを開発中で、それを利用してどのような将来戦略を立てていくか見極めようとしている時期でしたが、とりあえず既存車にガソリンエンジン(SKYACTIV-G)など完成した技術を投入していきながら、SKYACTIVテクノロジーを全面採用した新型車を開発します。
それが2012年2月に発売されたクロスオーバーSUVの初代CX-5で、シャシー(プラットフォーム)、ボディ、クリーンディーゼルターボエンジン、ミッション、その他衝突安全技術や予防安全技術などSKYACTIVテクノロジーの集大成でした。
マツダの新たなデザインテーマで、その後登場したマツダ車全てに適用された「魂動 ~Soul of Motion~」による流麗なデザインは、それまでセダンやクーペなど従来の乗用車に近づきつつも、最低地上高の高いオフローダーの印象から今ひとつ抜け出せていなかったクロスオーバーSUVのイメージを一変させる画期的にエレガントかつスポーティなもの。
しかも搭載エンジンで最大の目玉だった2.2リッタークリーンディーゼルターボ「SKYACTIV-D2.2」は4リッター自然吸気ガソリンエンジン並の最大トルク42.8kg・mを2,000回転という低回転から発揮し、他のクリーンディーゼルのように尿素SCRタンクへ定期的な補充を必要としない方式だったのも魅力でした。
スポーティでパワフル、低燃費で燃料代も安く、フォーマルな場へ乗りつけても遜色ないデザインの初代CX-5はたちまき人気のSUVとなり、その後のマツダがミニバンを廃止してSUVへ注力し、弟分のCX-3やCX-30、北米向けCX-9より日本に適合したサイズの3列シート版CX-8とマツダCXシリーズSUV艦隊の先駆けとなったのです。
2017年には2代目へバトンタッチしていますがデザインはキープコンセプトなため、現在でも古さを感じさせない初代CX-5は中古車市場でも人気モデルとなっています。
初代CX-5・中古車販売価格の相場と流通台数は?
初代CX-5の中古車販売価格の相場と流通台数を見てみましょう(2020年6月現在)。
初代CX-5(2012.2-2017.2)
修復歴なし:29.8~278万円・1,540台
修復歴あり:55.9~187万円:42台
人気車種なうえに3年以上前に2代目が登場して乗り換え需要も一巡しているためか、タマ数は豊富で初期の2リッター自然吸気ガソリンエンジン車などは手頃な価格となっています。
SKYACTIV-D搭載車「XD」系と、後に追加された2.5リッター自然吸気ガソリンエンジン搭載のトップグレード「25S」系はそれなりに価格が高めで、モデル末期の2015年1月に登場した衝突被害軽減ブレーキなど予防安全技術の装備充実サブグレード「プロアクティブ」系や、それ以降の最上級サブグレード「Lパッケージ」系は特に高値の人気グレードです。
ただし、新車価格帯が250~350万円程度の車でキャンピングカー架装など高価なカスタムも少ないことから、人気の割には比較的安価に購入できる手頃なSUVという見方もできます。
初代CX-5・買取価格の相場と、年式、グレードごとの傾向は?
では、買取相場ではどのように評価されているのでしょうか?これも大手買取専門業者のサイトで買取実績が確認されたものを、年式やグレードごとの評価と合わせて紹介します。
まずは年式ごとの平均買取価格と平均残価率ですが、2代目とグレード名が同じで区別のつきにくい2017年式は除いています。
初代CX-5
2012年式:約53万円・約18%
2013年式:約64万円・約21%
2014年式:約70万円・約23%
2015年式:約86万円・約28%
2016年式:約99万円・約33%
総合:約77万円・約25%
型落ちで初回車検(新規登録から3年)も過ぎた4年落ちにも関わらず3割以上の残価率は立派なもので、並の車種ならこの時点で3割を切り、あまり人気が高いと言えない車種なら2割を切っていてもおかしくありません。
もっとも低年式の8年落ち2012年式でも約2割程度の残価率ですから、2代目でのキープコンセプトが効いて、市場ではあまり古い車という感覚です。
なお、5年落ち2015年式あたりで一段と残価率が下がっているのは2回目の車検(初回登録から3年+2年)を迎えているためで、車検ごとに残価が下がる傾向にあるのがわかります。
続いて大まかなグレードごとの平均買取価格と平均残価率です。
初代CX-5
20C(2リッターガソリン廉価グレード):買取実績なし(※2015年1月廃止)
20S(2リッターガソリン標準グレード):約72万円・約26%
25S系(2.5リッターガソリン上級グレード):約84万円・約27%(※2013年10月追加)
XD系(2.2リッターディーゼルターボ):約74万円・約22%
一番の目玉であるSKYACTIV-D2.2搭載のXD系がもっとも低い平均残価率なのは意外ですが、もともと定期的なメンテナンスが欠かせないクリーンディーゼルの中でも、排ガス除去にやや特殊な方式を採用しているSKYACTIV-Dはデリケートな扱いが要求されるため、購入時にエンジンの状態まで把握しにくい中古車の買取ではあまり歓迎されていないのかもしれません。
一方で、自動車税が高いため他の車種では敬遠されがちなガソリンエンジン車の最大排気量グレード「25S」系が高価かつ残価率も高めで、買取市場では高級SUVとしての価値がもっとも高いことを感じさせます。
初代CX-5のリセールバリューはガソリン車の方が安定
クリーンディーゼルの「XD」系でも高価買取されている例はあるものの、新車価格も高価な最上級グレード扱いの割には安く買い叩かれてしまう印象があるのは、特に初期のSKYACTIV-Dでスロットル付近のトラブルにより出力低下や燃費の悪化など、大規模なリコールまではいかないものの信頼性に重要な問題を抱えている事に起因しているかもしれません。
買取市場でもそのあたりを反映してか、低年式車ほど「XD」系の査定額が厳しくなっており、廉価グレードな20Sの方が平均買取価格が高くなっている逆転現象すら起きているほか、自動車税が高額という意味で不利なはずの2.5リッターガソリン車「25S」が高い残価率を維持しているのとも対照的です。
確かに走行性能や燃料代の面でXD系の充実度は高いものの、リセールバリューに限って言えば20S系か25S系の方がはるかに高いため、現状でXD系の初代CX-5を所有している方なら早めに2代目か他車種への乗り換えを検討し、今後中古で購入しようというユーザーもガソリン車を選択する方が無難かもしれません。
※中古車販売価格や買取相場は2020年6月現在の金額です。
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