ムーブ 査定
現在ではミライースやアルトのようなセダン系、タントやN-BOXのようなハイトールワゴン系の中間で、今や軽自動車のベーシック的な車種となっている軽トールワゴン。それは1990年代に突然ブームとなって軽自動車界の革命となりましたが、その立役者となったスズキ ワゴンRとともにブームを牽引したのが、ダイハツ ムーヴです。
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各代の概要と時代背景
最強のワゴンRフォロワー、ダイハツ ムーヴ
初代スズキ ワゴンRの大ヒットにより、それまで三菱 ミニカトッポやスズキ アルトハッスルのようなフルゴネットタイプ、あるいはトールワゴンの始祖と呼べるモデルから一点、ショートノーズ・ロングキャビンのスペース効率型が軽自動車の主流となりました。
あまりに突然ワゴンRがデビューしたことから、しばらくはそれを追撃するフォロワーは存在しませんでしたが、ようやく2年遅れでデビューしたのが初代ダイハツ ムーヴです。
ワゴンRと比較して、初期から5ドアボディ(初期のワゴンRは運転席側後部ドアが無かった)を持ち、その上でワゴンR以前から存在したミニカトッポ同様に豊富なエンジンラインナップや、開閉に力を要しない横開きテールゲートを採用。
ライバルを徹底研究した上でデビューしたムーヴはネームバリューの差でなかなか1番手にはなれなかったとはいえ、ワゴンRに次ぐ軽トールワゴン代表作としてヒット作になりました。
以後、軽トールワゴンが主流となった軽自動車界で数々の派生モデルを生み出すダイハツのベースモデルとなり、2018年現在もダイハツにとって非常に重要な車種となっています。
急ごしらえながらも、先行したライバルの長所を組み合わせた初代L600系(1995-1998)
初代ムーブは初代ワゴンRに遅れること約2年、1995年8月に発売。
FF車がL600型、4WD車がL610型を基準として、それぞれ4気筒ターボエンジン搭載モデルは型式の末尾数字が2になります(例:L602S)。
もともと軽トールワゴン的なモデルの構想はワゴンR以前からダイハツにもあったと言われますが、具体的な開発には至っていなかった、あるいは商用車のミラ・ウォークスルーバンの乗用モデル的なものだったと思われ、実質的には新規で急遽開発された形になりました。
そのため、基本構造や内装のインパネ、エンジンや駆動系、サスペンションなどメカニズムはL500系ミラ(4代目)を踏襲しており、歴代ムーヴで唯一パートタイム4WDも設定されています。
そうした急ごしらえなモデルなため、着座位置はミラと同様でワゴンRほど高いアイポイントを持たないなど、完全にワゴンRのコンセプトを再現したとまでは言えません。
しかし、頭上スペースは広いため座高の高いドライバーの快適性は高いなど後のタントのヒントになったような部分もあり、徹底した低重心化チューンを行えばミラのスポーツ仕様と同等の走行性能を得ることもできました。
一方、ワゴンRより先行して登場したミニカトッポの利点である、開閉に力のいらない横開きのテールゲートや強力なターボエンジン、それにワゴンRの特徴である厚みのあるショートノーズ&ロングキャビンといった利点は積極的に取り入れています。
必然的にフロントマスクのデザインもミラとは大きく異なったので、ミニカトッポとワゴンRの中間的なモデルと言えるかもしれません。
さらにムーヴ独自のコンセプトとして、ミニカトッポにもワゴンRにも設定の無かった左右前後ドアのある5ドアワゴンスタイルや、スライド可能で足元空間を広大にするリアシートを採用、これは後にライバルも追随するムーヴの大きな利点となりました。
もうひとつムーヴが先行してライバルが追随したのがカスタムモデルの存在で、1997年5月に「ムーヴカスタム」シリーズを追加、”裏ムーヴ”と称して主にフロントマスクを中心に外装が大きく異なり、通常モデルとカスタムの2段構えは歴代ムーヴの伝統になっています。
また、エンジンラインナップはL500系ミラと共通とはいえ、車重の重さから廉価版用エンジンは採用せず、ムーヴではNA(自然吸気)エンジン搭載の廉価版も含め、全車DOHCエンジンを採用しました。
(代表スペックと中古車相場)
ダイハツ L602S ムーヴ SR-XX 1996年式
全長×全幅×全高(mm):3,295×1,395×1,695
ホイールベース(mm):2,300
車重(kg):760
エンジン:JB-JL 水冷直列4気筒DOHC16バルブICターボ
排気量:659cc
最高出力:64馬力 / 7,500rpm
最大トルク:10.2kgm / 4,000rpm
乗車定員:4人
駆動方式:FF
ミッション:5MT
燃費(km/L):18.2(※10.15モード燃費)
サスペンション形式:(F)ストラット・(R)セミトレーリングアーム
中古車相場(各型全て):0.1万円~29.9万円(カスタム含む)
新規格化を機に本格的に軽トールワゴンとなった2代目L900系(1998-2002)
軽自動車の新規格化(1998年10月)に伴い、それと同時にモデルチェンジされて登場。FF車がL900型、4WD車がL910型を基準として、それぞれ4気筒ターボエンジン搭載モデルは型式の末尾数字が2になります(例:L902S)。
ベースは同時にモデルチェンジされたL700系ミラ(5代目)で、規格改訂による一斉モデルチェンジや、軽自動車への高付加価値化が進んだ時期で試行錯誤的に多数の派生モデル(ネイキッドやMAX、2代目オプティやコペン)が登場したこともあり、新開発の部分は最低限。
特にフロントサスペンションやエンジンやミッションを載せる重いサブフレームがある構造などは先代からの踏襲で、ホイールベースもミラと共通など低コストでモデルチェンジされた面はありますが、それでも軽トールワゴンの魅力を最大限引き出す改良は行われました。
その最たるものが着座位置の上昇とインパネなど内装類のミラから独立した新設計で、これによりアイポイントを上昇して完全なワゴンRフォロワーとしてのレイアウトを備えることとなります。
ボディタイプは先代同様に通常版とカスタム(厳密に言えばエアロダウンカスタムはデザインが若干異なる)の2種類でしたが、2000年10月にいわゆる”表ムーヴ”の通常盤は”カジュアル”と名付けられました。
さらに2001年1月のマイナーチェンジでは丸目4灯式だったカスタム系とも異なる、大型丸目2灯式ディスチャージヘッドランプを持ち、専用エアロを装備したRS系が登場、ムーヴカジュアル、ムーヴカスタム、ムーヴRSの3タイプ構成へと拡大。
なお、エンジンはミラ同様のDOHCエンジンEF-VE(NA)、EF-DET(ターボ)のほか、ミラには無い上級モデル用4気筒DOHCターボJB-DET搭載グレードを設定、さらに廉価版用に歴代ムーヴで唯一のSOHCエンジンEF-SE(NA)も搭載されています。
ただしEF-SEは重いムーヴにはさすがにパワー不足だったようで、2000年10月のマイナーチェンジで廃止、中古市場で出回るL900系ムーヴの安いものはこのEF-SE搭載車なことが多いので、注意が必要です。
(代表スペックと中古車相場)
ダイハツ L902S ムーヴ エアロダウンカスタム 1998年式
全長×全幅×全高(mm):3,395×1,475×1,650
ホイールベース(mm):2,360
車重(kg):850
エンジン:JB-DET 水冷直列4気筒DOHC16バルブICターボ
排気量:659cc
最高出力:64馬力 / 6,000rpm
最大トルク:10.9kgm / 3,200rpm
乗車定員:4人
駆動方式:FF
ミッション:4AT
燃費(km/L):15.0(※10.15モード燃費)
サスペンション形式:(F)ストラット・(R)トーションビーム
中古車相場(各型全て):0.1万円~50万円(カスタム含む)
内外装や先進装備で若者へアピールした3代目L150系(2002-2006)
新規格となってから初のモデルチェンジで、引き続きL250系ミラ(6代目)がベースなものの、旧規格を引きずっていたフロントセクションの構造などが一新されたのが、2002年10月登場の3代目L150系です。
FF車がL150型、4WD車がL160型を基準として、FF車にのみ4気筒ターボエンジンJB-DET搭載モデルのL152型が存在しましたが、JB-DET搭載モデルの設定はこの型が最後になりました。
デザインは全体的に角が取れて丸みを帯び、若者向けにスッキリとしたカジュアル志向のものが採用された上で、先代のカスタム系とRS系が統合されてエアロダウンカスタムが消滅、エアロダウンRS、カスタムRSなどとRSの名は残り再び2ボディ体制となります。
それ以外にも先代L900系に存在した4気筒ターボの4WD車の廃止や、残るFF車も4ATのみの設定となるなど、グレードは若干整理されました。
また、市場の要望のためかこの代のみムーヴのアイデンティティだった横開きドアに加えて上開きドア(開いた時屋根がわりになるという利点はあった)も選択できましたが、需要は少なく街中でも見かけることは希なほどで、以後5代目まで横開きオンリーに戻ります。
(代表スペックと中古車相場)
ダイハツ L152S ムーヴ カスタムRSリミテッド 2002年式
全長×全幅×全高(mm):3,395×1,475×1,610
ホイールベース(mm):2,390
車重(kg):870
エンジン:JB-DET 水冷直列4気筒DOHC16バルブICターボ
排気量:659cc
最高出力:64馬力 / 6,000rpm
最大トルク:10.2kgm / 3,600rpm
乗車定員:4人
駆動方式:FF
ミッション:4AT
燃費(km/L):18.0(※10.15モード燃費)
サスペンション形式:(F)ストラット・(R)トーションビーム
中古車相場(各型全て):0.1万円~89万円(カスタム含む)
後席の快適性は軽自動車の常識を覆した4代目L175系(2006-2010)
4代目L175系は2006年10月にモデルチェンジして登場、FF車がL175型、4WD車がL185型となり、この代からエンジンは3気筒の新型エンジンKF-VE(NA)とKF-DET(ターボ)の2種類へ統一されました。
先代で一新していたプラットフォームですが、ベースとなるL275系ミラ(7代目)ともども後席の快適性をより高めるためホイールベースを思い切って100mmも延長。
座面が高くスライド量の大きい後席によって、軽自動車という枠を超える、コンパクトカーや古い設計のセダンすら上回る快適性を手に入れます。
ボディタイプは先代同様、通常版とカスタムの2種類ですが、全体的に卵型を意識したようなワンモーションフォルムを双方とも採用したのに対し、ライバルのワゴンRはこの時期フロントマスクの分厚いアメリカンスタイルの「スティングレー」が登場してヒット。
流行に出遅れた形のムーヴカスタムの販売は低迷し、テコ入れとして2008年12月のマイナーチェンジでカスタムのフロントマスクに大型フロントグリルと水平基調に近いボンネットを与える大掛かりなデザイン変更が行われました。
前述の通りエンジンは新型のKF系に統一、ミッションはオートマが途中で全車CVTに統一されますが、逆に廉価グレードの「L」が末期(2010年5月)には5速MT専用車となり、結果的にこれがムーヴ最後のMT車になります。
(代表スペックと中古車相場)
ダイハツ L175S ムーヴ カスタムRS 2006年式
全長×全幅×全高(mm):3,395×1,475×1,615
ホイールベース(mm):2,490
車重(kg):880
エンジン:KF-DET 水冷直列3気筒DOHC12バルブICターボ
排気量:658cc
最高出力:64馬力 / 6,000rpm
最大トルク:10.5kgm / 3,000rpm
乗車定員:4人
駆動方式:FF
ミッション:CVT
燃費(km/L):21.5(※10.15モード燃費)
サスペンション形式:(F)ストラット・(R)トーションビーム
中古車相場(各型全て):1万円~113万円(カスタム含む)
高効率化への道を歩む5代目LA100系(2010-2014)
5代目LA100系は一見すると通常版、カスタムともに先代カスタムからのキープコンセプトデザインに見えますが、内容は大幅に一新して2010年12月に登場、FF車がLA100型、4WD車がLA110型となります。
内容的にはエンジンやミッションに思い切った高効率化と省燃費化が図られ、エンジンは従来のKF-VE / KF-DETからKF-VE2 / KF-DET2へ更新し、トルク特性の改善やアイドリングストップの採用など改良を加えました。
ホイールベースは先代より短くなったものの、車内幅はむしろ拡大、メカニズム面で効率化によるコストダウンが図られる一方で遮音材の増加などで静粛性も向上するなど、乗り心地は先代より大きく向上。
なお、この代から既にミラはL275系(7代目)を最後にモデルチェンジしなくなっていたため、プラットフォームはLA300系ミライース(初代)と共通になっています。
(代表スペックと中古車相場)
ダイハツ LA100S ムーヴ カスタムRS 2010年式
全長×全幅×全高(mm):3,395×1,475×1,620
ホイールベース(mm):2,455
車重(kg):850
エンジン:KF-DET2 水冷直列3気筒DOHC12バルブICターボ
排気量:658cc
最高出力:64馬力 / 6,400rpm
最大トルク:9.4kgm / 4,000rpm
乗車定員:4人
駆動方式:FF
ミッション:CVT
燃費(km/L):22.0(※10.15モード燃費)
サスペンション形式:(F)ストラット・(R)トーションビーム
中古車相場(各型全て):9.5万円~132.3万円(カスタム含む)
軽量高剛性ボディと先進装備で王道を往く6代目LA150系(2014-)
FF車がLA150型、4WD車がLA160型となる6代目LA150系ムーヴは2014年12月に登場。引き続き通常版とカスタムの2ボディですが、大きな変化として歴代ムーヴの特徴だった横開きテールゲートが、ついに上開きになりました。
さらに外板の樹脂化でデザインの自由化を高め、特にカスタム系では従来より複雑かつアグレッシブなデザインを採用、メッキ部分も増えたことで見た目にわかりやすい豪華路線となって、コンパクトカーより高価になりつつある軽自動車に説得力を持たせています。
(代表スペックと中古車相場)
ダイハツ LA150S ムーヴ カスタムRS ハイパーSAIII 2018年式
全長×全幅×全高(mm):3,395×1,475×1,630
ホイールベース(mm):2,455
車重(kg):850
エンジン:KF-DET3 水冷直列3気筒DOHC12バルブICターボ
排気量:658cc
最高出力:64馬力 / 6,400rpm
最大トルク:9.4kgm / 4,000rpm
乗車定員:4人
駆動方式:FF
ミッション:CVT
燃費(km/L):27.4(※JC08モード燃費)
サスペンション形式:(F)ストラット・(R)トーションビーム
中古車相場(各型全て):59万円~175.8万円(カスタム含む)
各代の新装備
”純正カスタムモデル”という概念を定着させた初代
初代ムーヴはL500系ミラからメカニズムや装備面を流用したため、目立つ新装備はありません。
しかし、途中で”裏ムーヴ”のキャッチコピーとともに登場したムーヴカスタムは、デザインが”表ムーヴ”(つまり通常版)と大きく異なる大型ヘッドライトにメッキグリルなどを装備。
それまでも「通常モデルに対するスペシャル、あるいはクラシックモデル」的なグレードは存在しましたが、同車種で通常モデルと純正カスタムの2本立て構成を軽自動車で定着させたのは、ムーヴが初かもしれません。
軽自動車規格改正で安全ボディを採用した2代目
2代目は、軽自動車規格改正の主目的である安全性向上にも配慮され、衝突安全ボディ”TAF(タフ)”や安全インテリア”SOFI(ソフィ)”の採用や、ABSとトラクションコントロール、横滑り防止装置を統合制御する”DVS”を上級グレードにメーカーオプション設定しました。
また、1999年5月の一部改良以降、ムーヴとしては初のCVTが一部グレードで採用されています。
レーダークルーズコントロール初装備の3代目
装備面では新採用のものが少ない3代目ですが、目立つ装備としては、レーダークルーズコントロールがメーカーオプションで初採用されました。
これは減速制御や先行車への追従走行が可能なもので、後に操舵補助を加えてアダプティブ・クルーズコントロールへ発展する前の過渡期の装備です。
画期的な後席スペースを実現した4代目
初代から後席のスライドが可能で、ヘタなコンパクトカー以上の後席足元スペースを確保していたムーヴですが、4代目では思い切って延長したホイールベースとともにシートスライド量も拡大。
それによってミドルクラスセダンどころかアッパーミドルクラスサルーンに匹敵する空間を手に入れ、成人男性でも悠々座れるほどだったのは、「狭くても軽自動車だから当たり前」と、まだ思われていた時代には非常に画期的でした。
e:Sテクノロジーを取り入れると共に、安全装備を積極採用した5代目
5代目では当初からエンジンやミッションの高効率化を勧めていましたが、途中で登場した初代ミライースの技術を「e:S(イース)テクノロジー」として一部改良やマイナーチェンジによって段階的に採用。
CVTやアイドリングストップ機構の改良、減速時エネルギー回生制御を取り入れて、環境性能を大きく向上させています。
また、安全面でも従来からのSRSエアバッグに加え、サイドエアバッグやカーテンシールドエアバッグなどを追加した「セーフティパック」、レーザーレーダーを使用した最初期の衝突被害軽減ブレーキ「スマートアシスト」をオプション設定。
さらに、光学センサー(カメラ)を使った車線逸脱防止警報や、軽自動車で初採用の全車速対応レーダークルーズコントロールなどをパッケージにした「インテリジェントアシストパック」もメーカーオプションで準備されるなど、豪華装備化が進みました。
新世代ダイハツ車のベーシックとなるべく新機軸を多数採用の6代目
先代をベースに材質の改善や構造の変更、強度的に問題の無い外装部分の樹脂化によって、衝突安全性能を確保しつつ最大20kgもの軽量化を実現したのが6代目。
ノイズや風切り音の原因となっていた空力特性の改善、吸音材の見直し、ビビリ音を立てないよう各部剛性の改善が行われ、静粛性はレベルアップしています。
これらは軽量高剛性ボディ構造”D monocoque(ディー・モノコック)”、改良型サスペンション”D suspension(ディー・サスペンション)”などとして集約され、以後のダイハツ車でスタンダードとなっていきました。
また、ステアリングスイッチには軽自動車で初めて、エンジンやCVTの制御をワンタッチで切替可能な「D assist(ディー・アシスト)」も装備されるなど、人間工学にも配慮した設計がなされています。
安全面では先代でオプション設定されていた安全運転支援パッケージ”スマートアシスト”が段階的に進化するとともに一部グレードで標準装備化。
2017年8月に登場した”スマートアシストIII(SAIII)”ではレーザーレーダーを廃止しステレオカメラを装備、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報、誤発進抑制、オートハイビームなどをパッケージ化しました。
さらに駐車時に上から見下ろす映像を表示する「パノラマモニター」も採用するなど、こうした高度な安全運転支援機能の搭載や、車両自体の快適性向上を積極的に行うダイハツ軽自動車のベーシックモデル化として、今後もさまざまな新機能が搭載されそうです。
各代の派生車種
初代登場と同時に事実上ダイハツ軽自動車のベーシックモデルとなったムーヴには、3代目以降、よりユーザーのターゲットをしぼった派生車種が登場するようになりました。
以下に、概要を簡単に紹介します。
ムーヴラテ
2004年8月に3代目L150系をベースに登場、角が取れた柔らかいデザインとはいえ基本的にカクカクしていたムーヴから一点、曲面基調の小動物的デザインとなり、宮崎アニメ”となりのトトロ”に登場する「猫バス」に似た姿が人気となりました。
その一方で、ムーヴカスタムに相当する「ムーヴラテクール」も存在し、多様なユーザーの期待に応える形となっています。
ムーヴコンテ
2008年8月に4代目L175系をベースに登場、ムーヴラテとはまた異なり、「徹底的に角を落とした四角の組み合わせ」が特徴で、ムーヴコンテカスタムも設定されていました。
トヨタにピクシス・スペースとしてOEM供給していた関係で歴代ムーヴとその派生車種の中では異例の長寿モデルとなり、キャスト(トヨタ ピクシス・ジョイ)が登場する2016年7月まで生産は続き、2017年3月までの約9年にわたり販売されています。
ムーヴキャンバス
6代目をベースに2016年9月発売した、ムーヴのスライドドア仕様。2代目以降のタントとは異なりビルトインBピラー式では無いため開口部は限られるものの、軽トールワゴンでは初の両側スライドドア車として、そのポップなカラーとともに歓迎されて大ヒット作となりました。
曲面を多用したデザインから、前述のムーヴラテ後継的に見られることもあります。
スバル ステラ
5代目、6代目をスバルにOEM供給したモデルで、ステラとしてはスバル独自モデルの初代に続く2代目、3代目に当たります。
一部装備やボディカラーのラインナップを除くとメーカーおよび車名エンブレム以外はムーヴと変わらず、ステラカスタムが設定されているのも同様です。
電話を使わない全く新しい車買取・一括査定アプリ【ストリマ】は、車一括査定サイトの課題であった、電話を使うことをなくした業界初のサービスになります。
一括査定サイトを利用したユーザーの75%が、たくさん電話がかかって来る事を負担に感じています。一方、電話をかける買取店も電話をかける事を負担に感じており、電話を使うことは双方の負担になっていました。
ここ来て!査定は業界初の、電話を使わない仕組みを実現することで、電話がたくさんかかってくることはありませんし、電話をかける必要もなく、双方の負担がなくなる新しい仕組みです。