1回目の世界一周【10日目】ラパヌイ(イースター島)3日目

1回目の世界一周【10日目】ラパヌイ(イースター島)3日目

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アフ・トンガリキ(Ahu Tongariki)

早朝のトンガリキが幻想的という情報があったので、今日は早起きしてトンガリキに行きました。ハンガ・ロアの宿からトンガリキまでは20km程。車で30分の距離です。

トンガリキに到着し、日の出を待っていると、雨が降ってきました。結構ザーザーで、寒さでブルブル震えながら車の中で待機。そして空が明るくなってきたので写真を撮るために車外へ。写真?どーでもいいわ!寒いわ!もう朝には来ないわ!と散々悪態をつきながら宿に戻ったのでした…。

車に給油して宿に返却し、チェックアウト。ハンガ・ロアのレンタカーショップまで送ってもらい、そこで次の車を借りて今日も島を巡ります。

プナ・パウ(Puna Pau)

ここは目立たない場所ですが、隠れた名所だと思います。ここはモアイの頭に乗っている帽子「プカオ」が削り出されていた場所で、飛行機のエンジン程の直径のプカオがあちこちにゴロゴロと無造作に転がっています。プカオは当時の現地人の髪型に似せて造られています。日本でいう髷(まげ)でしょうか。

チケットにサインしてくれる受付には現地人の女の子が座っていました。10歳くらいだと思います。大人も子どもも、ラパヌイを愛して大切にしているのが伝わって来ます。

吹き抜ける風が心地よく、寝転ぶと「天国ってこんな感じかな」と思う程の気持ち良さ。実際、寝転んでウトウトし他ときに本当に天国を感じました。

アフ・アキヴィ(Ahu Akivi)

海沿いにある印象のモアイですが、このモアイは内陸にあります。敷地に入るとモアイを時計回りに回る順路があり、写真を撮りながらグルッと回ってEXITです。

アナ・テ・パフ(Ana Te Pafu)

洞窟です。結構険しい階段ともいえない階段を降りて、地下へ。ゴツゴツした切り立った溶岩がゴロゴロとあり、転んだらケガします。岩が穴太衆積み(実は穴太衆の家と親戚なんです)のように積まれていて、一体何のためにこんなに積んだのか不思議です。ツアーの団体がいたので、後を付いて行きます。

奥には神秘的な空間があり、天井に穴が開いていて、そこから日が差しています。日光で蒸発した水蒸気が静かに立ち上る景色は息を飲む程美しかったです。

地上に出て、ホテルの朝食のパッサパサのパンを持って来たのでおやつ代わりに。パッサパサ!ラパヌイは野生の馬、牛が沢山いるので、あちこちに白骨が落ちています。これが自然ですね。

アフ・リアタ(Ahu Riata)

ハンガ・ロアに戻って、まだまだ知らないモアイ達に会いに行きます。

アフ・マタ・オテ・ヴァイカヴァ(Ahu Mata Ote Vaikava)

このモアイに触っていたら、遠くから「No!!1m!!」と叫ぶ島民の声が。そうなんです。モアイには1mを超えて近づいたらダメなんです。触るのも勿論ダメ。ガイド冊子にも書いてあります。ごめんなさい。

倒された悲しいモアイ

触ったらダメなんですが、モアイを触るとパラパラと砂利が指に付きます。それ程柔らかい岩でできているんです。そんな脆い岩が年月を耐えて残っているのは、現地人が守ってくれているからだと思います。モアイの上に乗るなという看板は、最初見たときショックでした。誰がこんなことをするのか。まぁ中国人でしょうけれど。

かつてのラパヌイには集落が幾つかあり、最初は仲良くやっていたらしいのですが、やがて人口が増えて木を伐採して草原になってしまいました。そして食物が足りなくなると互いに争うようになり、お互いのモアイを倒していたようです。

ラパヌイにはこれだけではなく、奴隷船がやって来て人々が連れ去られたり、解放されて戻って来たときに疫病を持ち込んでしまって島の多くの人たちが感染して亡くなったという悲しい歴史があります。そして最も憎いのがイギリスです。島で一番神聖な白いモアイを持ち去り、船に乗せるときに海水に浸けてしまい、白い塗料が剥がれました。そのモアイはイギリスの大英博物館にあり、2回目の世界旅行で実際に見て来ました。しかし魂はラパヌイにあります!

今でもイギリスはアメリカを手足のように小間使いにして世界を蹂躙しています。三枚舌を使ってイスラエルをメチャクチャにしたり、アフリカ大陸に国境を引いたり、本当に世界を悪くしています。産業革命が興った国なので、世界のあらゆる最先端技術はイギリスの許可がないとビジネスにできない仕組みになっています。酷い話です。

しかし、倒されたモアイが可哀想…。起こしてあげればいいのに。

次の宿にチェックイン

次の宿はコテージです。チェックインして洗濯、食事して仮眠。起きて時計を見ると21時。なのにこの明るさ。時間の感覚が狂います。

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