3回目の世界一周【5日目】ケープタウン
早朝のランニング
数日間の移動で身体がすっかり鈍ってしまったので、今日は早朝に海岸沿いをランニングに出ました。6時にホテルを出て海岸沿いに出ます。タンクトップ、短パンで丁度いい気温で、暑くもなく寒くもなく最高です。早朝はここでは当たり前の様にみんな走っています。年齢層も幅広いです。中にはランニング用のベビーカーを押しながら走っている人もいました。確かニューヨークのセントラルパークでもランニング用のベビーカーを押して走っている人を見たことがあります。
海岸沿いに霧がかかり幻想的な中、朝日が昇って来ます。海岸の波は荒く防波堤に打ち付けています。遠くに大きな貨物船が見えます。海外での早朝ランは憧れでしたが、今日叶いました。いつも遊びで忙しく、走る時間も体力もないので。1時間で10kmほど走り、ホテルに戻ります。水不足なのにゴメンなさいして節約しながらシャワーを浴び、持って来た日本食の朝食。今日は8:20にホテルまでプライベートツアーの車が迎えに来てくれます。
約束時間の少し前にドライバーが到着したようで、スタッフが呼びに来てくれました。早速車に乗り込み出発。海岸沿いを南に走り、キャンプス・ベイへ。助手席に僕が座り、後ろに人魚ちゃん。ドライバーと僕が英語で会話して、人魚ちゃんに翻訳して伝えます。海沿いの不動産は高く、リッチマンが住んでいる、崖の下の道路はダイナマイトで爆破して造られた、地震は年に数回ほど、海にはホワイトシャーク(ホオジロザメ)がウジャウジャ、家はレンガ造りがポピュラー、3回離婚した、雨が降らず水不足など、色々と話が聞けました。
キャンプス・ベイ・ビーチ(Camp’s Bay Beach)
最初に車を降りたのは、キャンプス・ベイ・ビーチが見渡せるスポットで、テーブルマウンテンの裏側の凸凹の尾根が連なる壮大な絶景。青い空と太陽、最高です。ラパ・ヌイ(イースター島)に通じるものがあるね、と人魚ちゃんと意見が一致。車に戻り、海岸沿いを走ります。ヌールトフックという山を登るスカイラインを走ると絶景スポットがあり、そこでも感動的な景色を堪能。
港のオットセイ
しばらく車を走らせると、港に到着。ここから遊覧船が出ていて、土産屋があります。ここで暫く自由時間をもらい、小一時間ほど港をブラブラ。おじいちゃんが魚を切ってオットセイにやっています。僕らが近くに行って写真を撮ると、おじいちゃんがジェスチャーで「オットセイに触ってOK」と言うのでペタペタ触りました。きっとお金を取られるんだろうなと思っていたらやっぱり「20ランド(約250円)」でした。まぁ安いもんです。オットセイを初めて触りましたが、ペタペタと弾力がなく固いです。そのオットセイの名前は「ハッピー」というらしく、他のオットセイが寄ってきたらおじいちゃんは追い払いました。
喜望峰(Cape of Good Hope)
港を出発し、喜望峰に向かいます。大きな山火事があったらしく、焼け野原になった山肌がありました。でも焼かれたことで新しい芽が出やすくなって回復に向かっています。山火事の原因は旅行者のBBQらしいです。途中、道に立っている男性にドライバーがお金を払います。このスカイラインを造るのに莫大なお金がかかっているので、料金を払う必要があるとのことです。納得。そして喜望峰へ。料金所ゲートでお金を払います。ドライバーが「3人」と言って払っていたので聞くと「車1台ごとではなく、乗っている人数分の料金を払う」とのことです。ゲートには猿がウロウロしていて、ドライバーは「危険だから窓を閉めて」と言います。
ゲートを入ってしばらく走ると、喜望峰に到着。喜望峰は1日で四季を経験できるほどの天気の移り変わりが激しいらしく、風は常に強く吹いているとのことです。車を降りると風が強く、吹き飛ばされそうです。海水に触りましたが冷たく、そんなに潮々していません。南極が近いからでしょうか。
次にケープポイント・ナショナルパークへ。ここも絶景。ケーブルカーで山頂まで行けますが、あいにく現金が足りず諦めました。
ボウルダーズ・ビーチ(Boulders Beach)
次にペンギンが見られるボウルダーズ・ビーチへ。駐車場に車を停め、住宅街を入って行きます。すると料金所があり、料金を払って中に入ると、木の板で作られた小道があり、海岸まで伸びています。浜辺まで歩くとペンギンがいました。数百羽はいます。会えたらラッキーくらいに思っていましたが、常にいるみたいです。可愛い。
テーブル・マウンテン(Table Mountain)
次にレストランで昼食を摂り、テーブルマウンテンに向かいます。車で山道を登ると、ケーブルカーがありました。これに乗ります。ケーブルカーは丸く、360°景色が見えます。角度は60~70°はあり、絶景ですが怖いです。乗り込むと床がゆっくりと回転し、全員が1周以上の景色を見られるように工夫されています。
そして山頂へ。日差しが強いです。この日は山頂は無風でした。ラッキー。絶景を楽しんでまたケーブルカーで下に降ります。
ボ・カープ(Bo-Kaap)
最後にボ・カープ地区に寄りました。その地区の家はみんなカラフルな色で可愛いです。元々は解放された奴隷が住みついた地区らしいです。奴隷は色の付いた服が着られなかった反動で、家を建てたときにカラフルにしたとのことです。歴史を知ると面白いです。
ホテルに戻り、持ってきた日本食を摂り、疲れ果てて今日も終了。