2回目の世界一周【8日目】ジョモ・ケニヤッタ空港 ⇒ イギリスのヒースロー空港
ヒースロー空港
ヒースロー空港に5:30到着。早朝の冷えた空気が心地いいです。昨日、ケニヤッタ空港でチケットを3枚発行してもらいました。
1.ケニヤ → ロンドン
2.ロンドン → チリ(サンチアゴ)
3.サンチアゴ → イースター島
ヒースロー空港に着いて荷物受取の場所で待っていても僕たちのスーツケースが出てきません。もしかしてイースター島で受け取ることになるのか。着替えはすべてスーツケースの中。スタッフに聞いてみましたが、分かりませんでした。サンチアゴ行きは21:55発なのでたっぷりと時間があり、まぁ何とかなるだろうと荷物預り所(レフトバゲッジ)に重い荷物を預けてカフェで朝食を済ませ、バスでロンドン市街に向かいました。2階建ての赤いバスに乗りたかったのですが、どうやら空港からロンドン市街までは白い高速バスです。
ロンドン市街へ
難しい路線図を見ながら行先を確認するだけで30分は潰れました。タッチパネルでバスのチケットを購入し、バスに乗り込みます。日が差してきて快晴です。あのどんよりした曇り空の印象が強かったのですが、晴れると景色がきれいです。ロンドン市街まで向かう街並みは日本に似ていました。車も右ハンドル。日本がイギリスから取り入れたのでしょうけれど。
空港からロンドン市街の最終駅まで1時間半ほどかかりました。渋滞にはまってしまってノロノロと進んでいるときに、前の席のおばちゃんが運転手に「いつもこんな感じなの?」と聞くと運転手は「そうですね。いつも混みます」と言っていました。最終駅で降りて散策すると、銀座に似た上品な街並み。「いわゆるロンドン」のテムズ川沿いのビッグベンの景色が見たかったのですが、優先順位から以下のようになりました。
1.バッキンガム宮殿
2.大英博物館
3.2階建ての赤いバスに乗る
バッキンガム宮殿
バッキンガム宮殿までは徒歩3kmほど。きれいな街並みに感動しながら歩いているとすぐに着きました。青空が映えて最高です。赤い服を着てモフモフの帽子を被った兵隊が歩いています。イギリス女王は日本でいうところの天皇陛下のような存在。お札にもなっているので、敬愛されているのが分かります。ミャンマーの故プミポン国王も同じですね。
ボッテガで書類ケースを購入
バッキンガム宮殿から大英博物館まで徒歩2kmほど。この間の街並みもきれいでどこを撮っても画になります。アジアの汚い路地とは正反対で、ゴミは落ちておらずとても清潔で、車が多いのに空気がきれいです。途中、ブランド店が並ぶ路地があり、ボッテガを発見。書類ケースを買いました。「京都から来ました」と話すと、オカマの店員が「私も京都が好きよ。京都の美味しくて安いレストランを教えて」と言うので、ラーメン屋を2店教えました(長浜ラーメンみよし、ばんらい屋)。「こっちと日本、どっちの物価が高いかしら?」と聞かれましたが、ロンドンもたいがい高いです。「日本です」と言ってみたものの、そのあと散策して食事したりすると、ロンドンの方が高い印象でした。
アバクロで服を購入
ボッテガの次はアバクロを見つけたので、そこで着替えを買いました。アバクロは生地が柔らかくデザインも良く、着やすいので気に入りました。適当なパブに入って昼食。ハンバーガーとフィッシュフライ。凄く美味しいです。イギリスの飯は不味いというネット情報があったので心配していましたが杞憂でした。紅茶もビールもGOOD。問題ありません(ハクナ・マタタ)。そして大英博物館に到着。ロンドン大好きになりました。清潔でお洒落で美味しくて最高です。
大英博物館
大英博物館に入るにはセキュリティチェックを受けます。荷物の中をゴソゴソと漁られ、防犯用のワイヤーと鍵が入っていてNG、その場で預けました。結構厳重です。入館料は無料。もの凄く広く、全部見るのに数日かかります。中に入ると有料のクロークがあったので重たい荷物を預けました。僕たちの目当てはモアイ像。このモアイはイギリス海軍がイースター島で特別に祀られているモアイを強奪してきたものです。全身に色が塗られていましたが、船に乗せるときに海水に浸けたために色が剥がれ落ちたそうです。世界中から強奪した物を展示しているので、大英博物館は「泥棒博物館」とも言うらしいです。「世界中からコレクトした…」とキレイにアナウンスされていますが、結局はそういうことですね。全部現地に返してあげたいです。
僕はモアイで大満足でしたが、人魚ちゃんが「ロゼッタストーンとクリスタルスケルトンは絶対見たい」とのことだったので、探して見つけました。館内地図のパネルはありますが、あまり親切ではないです。パンフレットや地図も売っていたので、安いものを買いましたが、どこに何が展示されているのかは正確には分かりませんでした。ロゼッタストーンは見つけられたのですが、クリスタルスケルトンがどこにあるか分からず、スタッフに聞くと「ここを出て右に行って~」と説明してくれたので、その通りに行くと見つけられず、「見つけられなかったのでもう一度教えてください」と言うと「ここを出て~に行くと案内スタッフがいるから、そこで聞いてください」とのこと。たらい回しです。で、そこに行くとスタッフがいません。仕方なく諦めてクロークまで戻り、クロークのスタッフに「クリスタルスケルトンはどこ?」と聞くと、館内マップを出して「ここにあるよ」と教えてくれました。そこは最初に間違った情報を教えてくれたスタッフがいたところでした。行ってみると、ありました。すぐ横じゃないか。
見たいものは全部見たので満足です。そして時間がないので空港に戻ることに。バス停の路線図を見ると「N9」の2階建ての赤いバスがヒースロー空港に行くみたいです。しかしNは「ナイトバス」という意味で、夜だけ走っているとのこと。空港に行くには地下鉄しかありません。2階建ての赤いバスに乗りたかったのですが、仕方なく地下鉄に乗りました。車内はエアコンがなくてムワッと暑いです。電車が走り出すと天井の送風口から風が入ってきて少しマシです。地下鉄といっても途中から地上に出ます。ロンドン市街から各駅停車でヒースロー空港ターミナル3まで戻り、レフトバゲッジで荷物を受取ります。受取時に料金を払います。長く預けると高くなります。僕らの荷物は11ポンド(1900円くらい)でした。
買物したものは免税になるので、ボッテガのレシートを免税カウンターに出すと190ドルも戻ってきました。免税カウンターの向かいの廊下を少し入ったところの別のカウンターでパスポートを見せてレシートにスタンプを押してもらわないと免税カウンターでは受け付けてもらえない、とてもとても面倒臭い仕組みになっています。勉強になりました。
ラウンジで食事とシャワーを済ませ、ゲートに向かいます。搭乗前にスタッフに荷物はどこで受け取れるか聞くと、その場で調べてくれました。「おそらくサンチアゴで受取れるでしょう。到着口で確認してください」とのことでした。乗り込んだときにはクタクタで、シートに着くとすぐに寝ました。気が付くともう空の上。機内食は食べずひたすら寝続けました。