3回目の世界一周【18日目】チチェン・イッツァ ⇒ セノーテ・イキル
チチェン・イッツァ(Chichén Itzá)
昨日申込んだバスツアーに出発。メキシコ観光は特に興味なかったのですが、せっかくなので遺跡を見に行くことにしました。人魚ちゃんは遺跡には何度も行っているらしく、ガイドしてくれました。バスガイドの男性は、車中ずーーーーーーっとスペイン語と英語を交互に話し、黙ってくれません。バスは低い木が延々と茂るジャングルの中を真っすぐに突き通した道をひたすら走ります。景色はずっと同じ。バスツアーらしく、途中に土産店やレストランなどに立ち寄り、3時間ほどでやっとチチェン・イッツァに到着。
僕はそこさえ観光しておけば「行ってきた」と言える代表的な「いわゆるスポット」をサラッと流すのが好きです。メキシコの「いわゆる」といえばチチェン・イッツァ。到着、バスを降りてみると、遺跡があるジャングルの中とは思えないほど観光地化されていて、マチュ・ピチュを思い出しました。
添乗員からチケットをもらい、飲食店があるエリアからゲートを通って敷地に入ります。森を切り開いて広い道ができており、土産を並べた露店がズラッと並んでいます。嫌な感じです。数分歩くと、暦のピラミッドが姿を現しました。観光地化される前はもっと木々がうっそうと茂っていたのでしょうが、今は拓けています。
ピラミッドは春分と秋分の日の夕方に階段の側面に影が落ちて巨大な蛇が出現するようにできていることで有名ですよね。これは宇宙人が造ったんだと思います。人魚ガイドを聞きながら、ピラミッド周辺の遺跡を周りました。雨乞いのために生贄にされた人の首が並べられていた台座や、生贄の心臓を置いていた台座、生贄の首が撥ねられた壁画彫刻など、遺跡の素晴らしさとは裏腹に呆れ返るほどのバカバカしい歴史。雨が降る地域に引っ越せばいいのに。
露店はあちこちにあり、「ほとんど無料だよ」と投げ売り。誰も買わず本当に邪魔、遺跡の雰囲気が台無しです。バスの出発時刻が近づいてきたので、ゲートを出て冷たいジュースを買って休憩。そしてバスで30分ほど移動して、セノーテ・イキルに到着。テレビで見たことがあります。地中の深い湖です。
セノーテ・イキル(Cenote Ik kil)
ロッカーは150ペソ(約900円)で借りられます。鍵は首にかけて落ちないように調整できます。ライフジャケット、バスタオルも有料で借りられます。湖に降りる階段にスタッフが立っていて、「シャワーで体を濡らしてから降りろ」とのこと。下に降りると人が沢山。昔は湖の色は真っ青だったらしいのですが、今は観光客が多くなり、緑と灰色が混ざった汚い色でした。
タオル、スマホ、サンダルは適当に隅っこに置いて、水に飛び込みます。水深は100mほどあるそうで、底が見えません。水面から1mほど下にロープが張られていて、そこに立って休憩できます。上を見上げると丸い空。気持ちいいです。飛び込み台があったのでジャンプ!
バスの出発時間が近づいてきたので、トイレの中にある更衣室で着替えてバスに戻ります。バスは2時間半かけてカンクンに戻り、それぞれのホテルで下車。帰りの車内では人魚ちゃんと80年代のアイドルや今食べたい日本食の話で盛り上がりました。最強の日本食は「カニクリームコロッケ」ということになりました。
ホテルに戻り、ロビーにあるビュッフェで夕食を済ませ、本日は終了。