若い頃にクレジットカードを手にすると、ロクなことがありません。後先考えずにカードを使うようになり、エスカレートするとカードローンにも手を出してリボ払いの沼に落ちます。リボ払いの恐ろしさを知らないでカード払いをしていると手遅れになります。リボ払いは毎月の返済額が一定で家計管理がしやすいというメリットがあります。一方で、金利が高いために返済が長期化してしまうと多くの利息を支払うことになります。「毎月返済しているから大丈夫」と思っていたら、実は元金が全く減っていなくて利息だけを毎月支払っていたという「リボ払いあるある」があります。ここがリボ払いの闇です。毎月3万円を返済していても元金に充当されていたのは1万円だけだった･･･という具合です。そんなことを知らなかった自分が悪いのですが、知識がないとお金を吸い取られるだけです。
状況把握
自分の借金の総額と金利を把握してください。毎月の利用明細書を確認することで、あといくら返す必要があるのか、現在毎月いくら返しているのか、利息はいくら支払っているのか全てを確認することができます。複数社に借り入れがある場合、1社ずつ確認してください。そして以下の3つを行います。
・借入先と残高をリストアップする
・各借入先の金利を確認する
・利息の計算方法を理解する
利息の計算方法は、簡単に計算できるツールが検索すればすぐに見つかります。
返済計画の作成
収入と支出を把握して無理のない返済計画を立てます。一日でもすぐに返したいという気持ちは誰でも同じですが、それぞれの生活環境に合わせたものでないと現実性がありません。そのためには以下の3つを行います。
・家計簿で収支を把握する
・毎月返済できる額を計算する
・返済期間の目標を設定する
返済方法の選択
自分の状況に合わせて効率的な返済方法を選択してください。そのためには以下の3つを行います。
◆カードの使用を止める
一番シンプルかつ基本的な方法です。カードを使わなければ新たな借り入れが発生しないので、カード払いを現金払いに変えるだけです。
◆一括返済する
リボ払いを早く返済したいなら、臨時収入が入ったら一括返済するのが最も効率的です。将来発生するはずだった利息の支払いを最小限に抑えられるからです。
◆繰り上げ返済する
臨時収入がなくても、繰り上げ返済をすることで返済期間を短縮して利息を抑えることができます。とにかく早く返すということが重要なので、生活費で余ったお金を毎月残しておいて数千円でも多く返すといいです。
◆毎月の返済額を増やす
こうすることでも返済期間を短縮することができます。ただし無理のない範囲で増額してください。そうしないと生活が回らなくなってしまい、また借り入れをしてしまう羽目になりかねないので少しずつでOKです。複数社からの借り入れがある場合は、高金利なもから優先的に返済してください。
