ダイレクトワンの魅力は55日間無利息と独自審査【即日融資の条件は？】

2024年3月25日

ダイレクトワンの魅力は55日間無利息と独自審査【即日融資の条件は？】

新規契約の方：55日間利息0円

ダイレクトワンの魅力をザックリ

・新規契約の方が55日間利息0円の対象
・借入限度額は1万円～300万円（1万円単位）
・無利息期間中であれば、再度借入れても無利息が適用

ダイレクトワンの沿革

ダイレクトワンは「ニコニコクレジット」という街金が前身です。この街金は丸山商事株式会社が運営していましたが、丸山商事株式会社は貸金業法改正によって経営が悪化し、東京地方裁判所に民事再生法適用を申請してスルガ銀行の完全子会社となりました。その後、ダイレクトワン株式会社に社名変更されて現在に至ります。

ダイレクトワンはスルガ銀行グループのカードローンですが、銀行カードローンとは違います。銀行カードローンは銀行が直接運営している商品であり、北洋銀行カードローン、千葉銀行カードローン、京都銀行カードローン、福岡銀行カードローン、みずほ銀行カードローン、三井住友銀行カードローンなどがあります。

一方、ダイレクトワンは、スルガ銀行の子会社であるダイレクトワン株式会社が展開する中小消費者金融といえます。中小消費者金融とは大手消費者金融に比べて営業規模が小さいものを指し、その中でも小さいものを街金といいます（呼称に法的根拠はありません）。ダイレクトワンは、静岡県、山梨県、愛知県、東京都、神奈川県に合計9支店が置かれており、エリア展開としては街金に近いといえます。支店は特定エリアに限定されていますが、全国対応です。

ダイレクトワンの独自審査の魅力

銀行カードローンも銀行系カードローンも、保証会社はそのグループ内で完結しているのが一般的です。例外としてアイフルには保証会社はなく、アイフル独自の債権回収ノウハウがあるようです。

そしてダイレクトワンにも保証会社はなく、逆にスルガ銀行に対して保証業務を行っているほどです。ダイレクトワンの最大の魅力は新規契約の方は55日間無利息ですが、大手が見過ごすような点にもキメ細かく対応する独自審査も大きな魅力です。

保証会社は数社の貸金業者の保証業務を兼ねていることがあり、貸金業者が異なっていても審査元は同じということが十分にあり得ます。そのため、複数社に同時申込みすると、同一人物が複数件申込んでいることが筒抜けになってしまい「申込みブラック」になってしまいます。

以下、カードローンと保証会社の関係をまとめてみましたが、大手の保証会社はSMBC、MUFJ、アイフルの3グループに分かれます。同じグループ内で連続申込みをすると「申込みブラック」になる可能性が高いです。

カードローン	保証会社
プロミス	なし（プロミスの親会社はSMBCコンシューマーファイナンス株式会社、SMBCモビットの親会社は三井住友カード株式会社のため、情報は共有されます）
SMBCモビット
アコム	アコム株式会社、エム・ユー信用保証株式会社
三菱UFJ銀行カードローン	アコム株式会社
アイフル	なし
ダイレクトワン	なし

銀行カードローンと消費者金融の金利について

ダイレクトワンの金利は4.9%～18.0%（実質年率 ※利用限度額によって異なる）ですが、これは大手カードローンと変わりません。

大手カードローン	金利（実質年率）
プロミス	4.5％～17.8％
SMBCモビット	3.0％～18.0%
アコム	3.0%～18.0%
アイフル	3.0%～18.0%

一方、銀行カードローンは低金利が大きな魅力です。例えば、以下の銀行カードローンの金利一覧を見てみると、上限金利は高くても14％台です。

銀行カードローン	金利（実質年率）
三菱UFJ銀行カードローン	1.8～14.6%
三井住友銀行	1.5～14.5％
みずほ銀行	2.0〜14.0％
りそな銀行	1.99〜13.5%
楽天銀行	1.9~14.5％
オリックス銀行	1.7～14.8％
住信SBIネット銀行	1.59～14.79％
横浜銀行	1.5～14.6％
千葉銀行	1.4％～14.8％
佐賀銀行	2.0％～14.6％

カードローンが高金利の理由

カードローンの金利は、一部の利用者の返済が焦げ付いても全体で利益を出し続けられるように設定されています。スーパーでも、よく売れる商品とそうでない商品がありますが、全体として純利益が出ていれば問題ありません。また、よく売れる商品しか置いていないというのもあり得ません。

各消費者金融の不良債権についてのデータによると、消費者金融でお金を借りた人の約1割が借金を返せなくなり「不良債権」となっています。これは年々増えつつあり、多重債務の問題は無くなっていません。

約1割（10％）の消費者の返済が焦げ付いているということは、実際の金利の9掛けがカードローン会社が実質的に得られる金利というザックリとした計算になります。

利息制限法で上限金利が決められています。貸出金額が10万～100万円未満の場合は年18.0％となっており、カードローン会社はギリギリいっぱいの高金利を設定している訳です。

貸出金額	上限金利
10万円未満	年20.0％
10万～100万円未満	年18.0％
100万円以上	年15.0％

貸金業者は様々な法律により規制されていますが、総量規制がよく知られています。これは、年収などを基準に、その3分の1を超える貸付けが原則禁止されています。

銀行カードローンが低金利の理由

原則禁止ということは例外があるということで、銀行カードローンは対象外です。アイフルは公式ページに「銀行カードローンは総量規制の対象外！借入総額が年収の1/3を超えるときの対処法」という記事を掲載しています。

プロミスの親会社はSMBCコンシューマーファイナンス株式会社、SMBCモビットの親会社は三井住友カード株式会社、アコムの親会社は株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループのため、実質的に銀行が経営しているのと変わりません。

アイフルだけが独立系のため、総量規制の抜け穴を通れません。

ダイレクトワンの55日間利息0円（55日間無利息）の条件・内容

・新規契約の方が対象です。
・借入限度額は1万円～300万円です。
・無利息期間は、初回借入れの翌日より55日間適用されます。
・無利息期間中であれば、一度完済して再度借入れても無利息が適用されます。
・借入時に69歳までの方が対象です。

プロミス、SMBCモビット、アコム、アイフルの大手カードローン4社では、SMBCモビット以外の3社が無利息サービスを提供しています。その中でプロミスだけが初回借入の翌日から30日間無利息となり、他の2社はとは差別化されています（アコムとアイフルは契約日の翌日から30日間無利息となります）。

ダイレクトワンの55日間利息0円（55日間無利息）の魅力

無利息期間のある大手消費者金融は、プロミス、アコム、アイフル、レイクの4社というのは知られていますが、無利息期間のある街金もあります。無利息期間の内容を見ると、いつもは最大60日間、奈良ニチデンは最大100日間利息0円と、大手消費者金融よりも長い期間のサービスです。そしてダイレクトワンの新規契約は55日間利息0円というサービスもこれらと同じくらい魅力的です。

街金	無利息期間の内容	限度額
セントラル	最大30日金利0円	1万円～300万円
いつも	最大60日間利息0円	1万円～500万円
奈良ニチデン	最大100日間、利息が0円 ※当社規定による。※初めての方に限ります。	30万円 ※担保・保証人は原則不要
フタバ	最大30日金利0円	1万円～50万円

以下、ダイレクトワンとプロミスの無利息期間を適用した返済シミュレーションを比較してみました。