初めてお金を借りる人に必ず読んで欲しい

後悔しない消費者金融一覧
満足度の高いところだけを厳選しました。

初めてお金を借りる人に必ず読んで欲しい

目次

増額の怖さを知らなければ借りる資格なし!

お金を貸す金融業者の儲けは金利から発生しています。古代のメソポタミアやエジプトの時代には既に金利が存在していました。ユダヤ人が莫大な富を築き上げたのも金利のお陰です。

お金を貸している期間が長くなればなるほど金融業者は儲かります。逆に、お金を借りている期間が長くなればなるほど消費者は損をします。

審査に通ると「限度額」が与えられて、その範囲内で自由に借入れ・返済ができるようになります。5万円を借りてすぐに返すつもりが「限度額30万円」だったらどうしますか?

「え?30万円まで借りられるの?ラッキー♪」と思ったら危険です。しかし殆どの人がそう思ってしまい、気が付けが限度額いっぱいまで借りてしまいます。

お金を借りて2ヶ月ほどすると、カードローン会社から「限度額を30万円まで増やせますが、いかがでしょうか?」という営業電話がかかって来ます

そこで「はい、お願いします」と返事すれば「信用情報を確認するので少々お待ち下さい」と言われて数分待ち「只今、限度額を~万円まで増やせたのでどうぞご利用下さい」となることもあります。

誰でもを初めてお金を借りるときは、できるだけすぐに返したいと思って借ります。しかし、増額の営業電話の誘惑に負けて限度額を増額し、気が付けば予定よりも多く借りてしまっていたということにもなりかねません。「あれ?最初、5万円だけ借りてすぐに返して終わるはずだったのに…

金融業者はすぐに返済されると利息が取れないので、できるだけ長く、できるだけ多く借りて欲しいと思っています。そこで限度額を増やして目いっぱい借りてもらい、すぐには完済できないようにする訳です。

一般的に、消費者金融の金利は年18.0%です。この利率で5万円借りて6ヶ月で返済した場合と、30万円借りて36ヶ月で返済した場合のシミュレーションです。

借入額が増えるほど、毎月の最低返済額も増えるので、5万円借りた場合は毎月の返済額は1万円でOKですが、30万円借りた場合は毎月の返済額が1万円だと足らないので11,000円で計算しています。

5万円のときの利息は2,377円ですが、30万円になると88,706円にも膨れ上がります。元金が減っても、そこからまた借入れをして元金が増えたら返済は永遠に続きます

金融業者は完済して欲しくないのです。ずっと借りたままの状態で、ずっと利息を払い続けて欲しいのです。

5万円を6回 (返済期間:6ヶ月)【年18%】

返済回数(毎月払い):6回 (返済期間:6ヶ月)
毎月の返済額:10,000円
総利息金額:2,377円
総返済金額:52,377円
スクロールできます
返済回数支払い額利息元金充当借入残高(50,000)
1回目10,0007509,25040,750
2回目10,0006119,38931,361
3回目10,0004709,53021,832
4回目10,0003279,67312,159
5回目10,0001829,8182,342
6回目2,377352,3420

30万円を36回(返済期間:3年)【年18%】

返済回数(毎月払い):36回 (返済期間:3年)
毎月の返済額:11,000円
総利息金額:88,706円
総返済金額:388,706円
スクロールできます
返済回数支払い額利息元金充当借入残高(300,000)
1回目11,0004,5006,500293,500
2回目11,0004,4026,598286,902
3回目11,0004,3046,696280,206
4回目11,0004,2036,797273,409
5回目11,0004,1016,899266,510
6回目11,0003,9987,002259,508
7回目11,0003,8937,107252,401
8回目11,0003,7867,214245,187
9回目11,0003,6787,322237,864
10回目11,0003,5687,432230,432
11回目11,0003,4567,544222,889
12回目11,0003,3437,657215,232
13回目11,0003,2287,772207,461
14回目11,0003,1127,888199,573
15回目11,0002,9948,006191,566
16回目11,0002,8738,127183,440
17回目11,0002,7528,248175,191
18回目11,0002,6288,372166,819
19回目11,0002,5028,498158,321
20回目11,0002,3758,625149,696
21回目11,0002,2458,755140,942
22回目11,0002,1148,886132,056
23回目11,0001,9819,019123,037
24回目11,0001,8469,154113,882
25回目11,0001,7089,292104,590
26回目11,0001,5699,43195,159
27回目11,0001,4279,57385,587
28回目11,0001,2849,71675,870
29回目11,0001,1389,86266,008
30回目11,00099010,01055,999
31回目11,00084010,16045,839
32回目11,00068810,31235,526
33回目11,00053310,46725,059
34回目11,00037610,62414,435
35回目11,00021710,7833,651
36回目3,706553,6510

カードローンでお金を借りるときの鉄則

少額を借りてすぐに返す

借入希望額には必要最低限の金額を記入します。絶対に多目にしてはいけません。むしろ少な目にしておくべきです。「とりあえず10万円」などという安直な記入は絶対に止めて下さい。

審査に通ってコンビニATMから現金を引き出すと、その感動は脳内麻薬となり、ついつい不要な物を買ってしまいます。

そうではなく、本当に必要なことにだけ使い、できるだけ早く返します。金利は1日単位で発生するからです。5万円を6回で返す場合、1日当たり20円ほどの利息が付きます。元金が減るに連れて利息も減っていくので、最後は1日当たり10円未満にはなります。

しかし、増額によって元金が増えた場合を考えてみます。上記の30万円を36回で返す場合、1日当たりの利息は以下のようになります(小数点以下切捨)。

「何だ、1日当たり100円ちょっとか」と思ったら危険です。返済が進み元金が減ると借入れできる枠ができ、ほとんどの人がその誘惑に乗ってまた借りるので、以下の表の通りの返済には絶対なりません。

借入れ残高が減ったと思ったら、誘惑に負けてまたお金を借りて借入残高が元通り。まるで、食べた瞬間、次の蕎麦が継ぎ足されるわんこそばのようです。

スクロールできます
返済回数支払い額利息1日当たりの利息元金充当借入残高(300,000)
1回目11,0004,5001506,500293,500
2回目11,0004,4021466,598286,902
3回目11,0004,3041436,696280,206
4回目11,0004,2031406,797273,409
5回目11,0004,1011366,899266,510
6回目11,0003,9981337,002259,508
7回目11,0003,8931297,107252,401
8回目11,0003,7861267,214245,187
9回目11,0003,6781227,322237,864
10回目11,0003,5681187,432230,432
11回目11,0003,4561157,544222,889
12回目11,0003,3431117,657215,232
13回目11,0003,2281077,772207,461
14回目11,0003,1121037,888199,573
15回目11,0002,994998,006191,566
16回目11,0002,873958,127183,440
17回目11,0002,752918,248175,191
18回目11,0002,628878,372166,819
19回目11,0002,502838,498158,321
20回目11,0002,375798,625149,696
21回目11,0002,245748,755140,942
22回目11,0002,114708,886132,056
23回目11,0001,981669,019123,037
24回目11,0001,846619,154113,882
25回目11,0001,708569,292104,590
26回目11,0001,569529,43195,159
27回目11,0001,427479,57385,587
28回目11,0001,284429,71675,870
29回目11,0001,138379,86266,008
30回目11,0009903310,01055,999
31回目11,0008402810,16045,839
32回目11,0006882210,31235,526
33回目11,0005331710,46725,059
34回目11,0003761210,62414,435
35回目11,000217710,7833,651
36回目3,7065513,6510

アプリはダウンロードしない

カードローンにはアプリがあり、アプリがあれば365日24時間いつでも振込依頼ができます。そして数秒後には自分の銀行口座に振込まれます。「スマホアプリで簡単」とはいいますが、とんでもないことです。

一度借りたら完済するまでは新たに借りないこと。完済したら解約すること。確かにアプリでは現在の借入残高が確認できたり、次回返済日を知らせてくれるタイマーがあったり、便利な機能がいくつもあります。

しかしアプリがスマホに入ってしまったら「あとちょっと借りよう」という誘惑は数秒で実現してしまいます。そうなると元金が増え、1日当たりの利息が増え、返済回数が増え、永遠に返済が終わらないリボ払い地獄にハマります。

アプリがスマホに入っている限り、返済は終わらないと思って下さい。アプリをダウンロードしないということは、1回限りの利用で終わることに直結します。

無理をしてでも返し切る

「ご利用は計画的に」という啓発文言は、貸金業の業務運営に関する自主規制基本規則(自主規制)の46条で表示するように定められています。

では、計画的にお金を借りて計画通りに返済できる人がいるかというと、いません。貯金が無いから急な出費に対応できずに借りるのです。急な出費は計画的には起こりません。

計画できるなら、そのために貯金をしています。余裕が感じられる程度の貯金ができたら、そもそも急な出費にも対応できます。

つまり、余裕が感じられる程度の貯金がないから常にカツカツで、急な出費に対応できずにお金を借りてしまう訳です。この借入れは計画的にできる筈がありません

急にやってきた借金はどうすればいいか。それは無理をしてでも返し切ることです。毎月の返済は当然ながら、1,000円でも余裕があれば、それを返済に回します。借金をしている間は、プラスを作るよりもマイナスを一刻も早く無くすことに全力になるべきです。

「今月は1万円の余裕ができたから貯金しておこう」ではなく、その1万円も全額返済に回します。そうすることで元金が減り、利息が減り、返済回数も繰り上がって減っていきます

消費者金融の無利息期間を有効に使う

少額を借りてすぐに返すという鉄則には、続きがあります。1ヶ月で返せる金額なら、無利息期間のある消費者金融で借りるべきです。無利息サービスを提供している消費者金融は、プロミス、アコム、アイフルです。

消費者金融無利息サービス名無利息サービスの条件・内容
プロミス初回30日間無利息プロミスとはじめてご契約いただく際、メールアドレスをご登録いただき、あわせて書面の受取方法で、「Web明細」を選択いただいたお客さまにカードローンを30日間無利息でご利用いただけるサービスを提供しております。
アコム初回最大30日間金利0円サービスアコムでのご契約がはじめてのお客さまに適用いたします。
アイフル初回最大30日間利息0円サービスはじめてアイフルと無担保キャッシングローンをご契約されるお客様に、最大30日間は金利0円でご利用いただけるサービスを提供!

1ヶ月で返すなら利息はゼロです。そして返したらさっさと解約。これが最も賢い消費者金融の使い方です。ここで注意点があります。上記3社のうち、アコムとアイフルは「契約日の翌日」から無利息期間がカウントされます。つまり、借りようが借りまいが関係なく無利息になる日にちが減っていきます。

一方、プロミスだけは「出金日の翌日」から無利息期間がカウントされます。つまり、契約は今日しておいて、お金を借りるのは来週からという場合でも無利息期間はムダに減ることがありません。

5万円を6回 (返済期間:6ヶ月)で返済した場合の比較(初回最大30日間無利息を含む)

消費者金融の上限金利は18.0%ですが、プロミスだけは17.8%とお得です。そして銀行カードローンのバンクイックの上限金利は14.6%と、消費者金融よりも低くてお得です。しかし、初回最大30日間の無利息期間を含めて計算すると、利息総額は以下の通りとなり、プロミスが一番お得ということが分かります。

借入額が大きくなり返済期間が長くなると低金利のバンクイックの方がお得になってきますが、5万円を借りて毎月1万円を返すなら、無利息期間をかませると、概して高金利と言われる消費者金融の方がお得に借りられるということです。1ヶ月で返すなら、どれも利息ゼロになるので尚更です。

5万円を6回 (返済期間:6ヶ月)で返済した場合の利息総額の比較(初回最大30日間無利息を含む)

・プロミス:1,550円
・アコム:1,569円
・アイフル:1,569円
・バンクイック:1,907円

プロミス(年17.8%)で5万円を6回(返済期間:6ヶ月)初回最大30日間無利息のケース

スクロールできます
返済回数支払い額元金充当利息充当借入残高(50,000)
1回目10,00010,000040,000
2回目10,0009,40759330,593
3回目10,0009,54645421,047
4回目10,0009,68831211,359
5回目10,0009,8321681,528
6回目1,5501,528230

利息総額:1,550円

アコム(年18.0%)で5万円を6回(返済期間:6ヶ月)初回最大30日間金利0円のケース

スクロールできます
返済回数支払い額元金充当利息充当借入残高(50,000)
1回目10,00010,000040,000
2回目10,0009,40060030,600
3回目10,0009,54145921,059
4回目10,0009,68431611,375
5回目10,0009,8291711,546
6回目1,5691,546230

利息総額:1,569円

アイフル(年18.0%)で5万円を6回 (返済期間:6ヶ月)初回最大30日間利息0円のケース

スクロールできます
返済回数支払い額元金充当利息充当借入残高(50,000)
1回目10,00010,000040,000
2回目10,0009,40060030,600
3回目10,0009,54145921,059
4回目10,0009,68431611,375
5回目10,0009,8291711,546
6回目1,5691,546230

利息総額:1,569円

バンクイック(年14.6%)で5万円を6回 (返済期間:6ヶ月)のケース

スクロールできます
返済回数支払い額元金充当利息充当借入残高(50,000)
1回目10,0009,39260840,608
2回目10,0009,50649431,102
3回目10,0009,62237821,481
4回目10,0009,73926111,742
5回目10,0009,8571431,885
6回目1,9081,885230

利息総額:1,907円

黄金に愛される7つの道具を知っておく

金融リテラシーを学ぶのに最適な教材として、以下の本をおすすめしていますが、この中に「黄金に愛される7つの道具」というものがあります。

1.収入の1/10を貯金せよ
2.欲望に優先順位をつけよ
3.貯えた金に働かせよ
4.危険や天敵から金を堅守せよ
5.より良きところに住め
6.今日から未来の生活に備えよ
7.自分こそを最大の資本にせよ

詳細は本を読んでもらいたいので割愛しますが「収入の1/10を貯金せよ」というのは借金だらけの人にも当てはまるのかというと、当てはまります。これは、毎月の給料の1/10を貯金した残りのお金でやりくりするという意味です。無理をしてでも返し切るの箇所では以下のように書きましたが、それは収入の1/10を貯金することが前提です。

「今月は1万円の余裕ができたから貯金しておこう」ではなく、その1万円も全額返済に回します。

そしてこの「黄金に愛される7つの道具」を知るためには、この本を是非とも読んでもらいたいです。借金だらけの主人公が大富豪に成り上がるバビロン時代の漫画ですが、借金のあるマイナス状態の人にこそ実践してもらいたいです。

まとめ

一度カードローンでお金を借りてしまうと、増額の誘惑によって借金が増えてしまう危険性があります。そうならないためにも、カードローンでお金を借りるときの4つの鉄則を守って下さい。

  1. 少額を借りてすぐに返す
  2. アプリはダウンロードしない
  3. 無理をしてでも返し切る
  4. 消費者金融の無利息期間を有効に使う

そして「黄金に愛される7つの道具」を知るために、以下の本を読んで下さい。ここまで読み進んだ人は間違いなく読んでくれると思います。これを読んだことがあるとないとでは、お金を借りることに対する価値観が180度変わります。

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この記事を書いた人

株式会社ラパヌイ(⇒ 会社情報)代表。高校卒業後、様々なバイトをしながら人生を模索。22歳で福祉専門学校に入り保育士資格を取得後、臨床心理学を学ぶために大学に編入。卒業後に児童福祉施設に就職するが、福祉職に未来はないと感じ3年で離職。2004年に黎明期のアフィリエイトの洗礼を受け、様々なサイトを立ち上げて売り上げを伸ばし独立。2020年に宅建資格を取得。2017~2019年の間で世界を4周する。

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