お金を借りる理由は重要【公序良俗との関係】

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お金を借りる理由は重要【公序良俗との関係】

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公序良俗とは

民法90条に、公序良俗について定義されています。これは、国家、社会の一般的利益(公の秩序)及び社会の一般的論理(善良の風俗)のことで、簡単に言えば「それは社会的、倫理的に見てセーフだよね」というものです。そして、この公序良俗に反すると、絶対的無効となります。そして追認しても有効とはなりません。以下、公序良俗違反となる例です。

・殺人の請負契約
・愛人契約
・売春契約

民法

(公序良俗)
第90条

公の秩序又は善良の風俗に反する法律行為は、無効とする。

カードローン審査申込で借入金の使途が訊かれる理由

例えば、SMBCモビットの審査申込の記入フォームで、使途を選択する項目があります。項目は以下の通りです。

・物品購入費
・飲食交際費
・レジャー資金
・教育資金
・車の購入整備費
・冠婚葬祭費
・生活費(今後発生する生活費も含みます)
・入院治療費
・借入金返済資金
・その他

物品購入費~借入金返済資金は問題ありませんが「その他」を選んだ場合、具体的にどういう使い道に充てられるかを訊かれる可能性があります。嘘でも「競馬の資金にするため」「博打の資金にするため」「殺人の資金にするため」などと答えれば、他の項目では十分に審査に通過していたとしても、この点で審査落ちになります。なぜなら、これらの使途は公序良俗違反で絶対的無効となるからです。

では、公序良俗違反の動機なのに、それを内緒にして「生活費に使います」と嘘を申告してカードローン審査に申込んで借入れした場合はどうなるかというと、無効にはなりません。あくまで、動機が相手方(カードローン会社)に表示された場合に90条によって無効となるからです。

カードローン会社からしても「本当に生活費に使うんですか?何か犯罪の資金にしようと企んでいるんじゃないですか?」といちいち疑ってかかっているとビジネスになりませんし、顧客が離れていくだけですよね。だから使途は形式的に尋ねるにとどめて「その他」の使途に関してはヒアリング調査の対象になる可能性を残しているに過ぎません。

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