シャガの群生地にマスツーリング
綾部にシャガの群生地があるらしい
コンビニで買った関西絶景スポットという雑誌に「シャガの群生地」が紹介されていた。写真家が偶然見つけたスポットらしく、綾部の山奥。しかし山中に分け入ることもなく、バイクを停めて歩いてすぐらしい。
5月とはいえ今日は寒い。しっかり防寒で出発。1台目のXSR900を売り、2台目SCR900。ネイキッドのアメリカンなビジュアルに惹かれて買い替えたが、長距離での乗り心地はどうか。
綾部に向けてバイクを走らせる。SCR950は車重が250kgあり、XSR900よりも50kgほど重く、乗っているとズッシリと安定感はある。しかしシートが長細くて固いので尻がすぐに痛くなる。また、右側のタンク下にある謎の出っ張りのため、右足だけ少し開き気味になる。この違和感が長距離になると気が狂いそうになる。
バイクはそれぞれクセがあって、それも醍醐味なんだろうが、SCR900は大失敗だった。見た目はメチャクチャカッコイイのに。それはそうと、いつものようにビーコムで楽しく話しながら、難なく目的地に到着。
協力金?何それ。クマ出没注意って・・・。クマに出逢った時点でアウトなんですが。そして奥へ歩いて行きます。シャガは咲いているか。
この奥に進むと、シャガの群生地。道が整備されていて歩きやすい。奥まで数分で到着。ロータリー上に木が切り開かれて空がポッカリと見上げられる。
これがシャガか。とても可愛くてきれいな花だ。そしてこの花は実はどこにでも咲いていて、家の近くの山にも咲いていた。こうして遥々ツーリングで見に来て花の名前を覚えることで、身近なところに咲いている花も意識できるようになった。
かんばやし
さて、帰りに何か昼食を食べたいが、果たしてこんな山奥に店があるか・・・とビーコムで話しながら走っていると、突然幟がはためいているのが見えた。が、店は幟が立っている所を左折して奥にあるようだ。直感で「行ってみるか」ということに決定。
大きな民家がそのまま店になっており、座敷に上がる。座敷しかない。素朴な雰囲気で良い感じだ。2人とも手打ちそばを注文。器は全部竹。渋い。味は田舎の素朴な感じで悪くないが、量が少なかった。店の人はおっちゃん1人。
こんな山奥にポツンとある食事処。幟がなかったら存在しないことになる。素朴だ。素朴過ぎる。素朴が過ぎる。でも好きになった。また来ます。