DUCATI スクランブラー フルスロットルの乗り心地、感想など
店頭での印象と乗ってからの印象
ドゥカティには一度乗ってみたかった。自宅から車で30分程のところにドゥカティ京都があるので見に行った。フルスロットルはなかったが、アイコンがあった。跨ってみると、ペタッと足付きが良く、サスが柔らかくて尻が心地良く沈み込む。「乗りやすい!」が第一印象。そしてハンドルが広く、上半身が起きたライポジなので楽だ。これだと肩と首への負担が少ない。そして軽い。取り回しも楽だ。
納車された日に、海岸までツーリングに行った。まずエンジン音。「ドルンッ!ドッカッドッカッドッカッカッカ…!」という独特のエンジン音。おお、これがドカか。外車らしい重低音。吹かしてみると「ギャオン!ギャオン!ドッカッカッカッカッカ…!」と唸る唸る。
店の人に「ドゥカティ独特の1.5速に入ってしまうことがある」と説明を受けた。これは1速から2速に上げる際、ニュートラルでもないエアポケットがあるそうで、1.5速に入るとギアのインジケーターが表示されない。まぁ、慣れるだろうということで。
フェンダーレスのため、シートバッグを乗せるスペースが小さい。そして大荷物を括り付ける物理的な車体部分がないので、北海道ツーリングで大荷物を乗せるときに苦労した。そして、背中に泥はねが凄い。スイングアームでは何のガードにもならない。これは覚悟しておいた方がいい。
左足のペダルが小さくて短い。これに慣れるまで数日かかった。そして最大の難点が熱。春先の肌寒い気候ならまだいい。しかし夏はキツイ。エンジン熱が殺人級だ。これは想像以上だった。しかも空冷。水冷にして欲しい。5台乗った中で一番乗りやすかったが、このバイクを手放す最大にして唯一の理由が熱だった。惜しい。水冷になったら買いたい。
黄色は写真映えするが、信号待ちしているときに虫が花と間違ってよくタンクにとまる。特に害はないが、虫が苦手な人は留意しておいた方がいいと思う。
北海道ツーリング
バイク輸送のBASで、札幌までバイクを先に送り出し、自分は飛行機で向かう。ヘルメットを持って飛行機に乗るのはなかなかの経験だった。バイクはオートランド札幌店にあるので向かう。バイクを受取り1km程走ると、ミラーがクルンとずれた。輸送で邪魔になるからネジを緩めたのか。面倒だが店に引き返して絞めてもらった。店側の凡ミス。
北海道の道路はズドーン!と直線が多く、コーナーを攻めてバンクすることもない。北海道はひたすら景色を楽しめるので、アメリカンなバイクの方がより適していると思った。
しかし、乗りやすい良いバイクだった。殺人級の熱を除けば…